河和田地区では毎年1月に各町内ごとに「おこない」という伝統行事があります。
「おこない」とは各町内の厄年にあたる人達を対象に厄払いをする神事です。
この祭に参加するのは2回目ですが、このお祭りは本当にすごい。
なぜすごいかいうと数えで25歳になる男性がひたすらお酒を呑み、
酔っぱらった状態で大きな餅を担いで境内で大声を出しながら暴れるのです。
その後お餅を撒いてそれを町民が必死に拾うという、変わったお祭り。
しかし近年では河和田地区の若者が減ったこともあり、最近を餅を担ぐ者がおらず
昨年から河和田町のおこないに河和田アートキャンプの学生も参加しています。
今回参加したのは4名の学生。
左から「しのぶ」「山田君」「コタロー」「ブル」
こんな雰囲気で神社の本殿で町内の壮年会と成人学生達が呑み交わします。
普段から可愛がってくれているおっちゃんばかりなので学生達もリラックス。
去年が結構ハードだったので今年はペース配分も完璧です。
そして今回の主役である河和田町在住のゲンキくん。
今年は彼がメインで担ぎます。※主役なので、かなり呑まされていました。。
一通りお酒を呑んだら、暴れる準備。こんな大きい鏡餅を担ぎます。
これが結構重たいのです。。
どしゃ降りの天候にもかかわらず、境内には大勢の町民が集まってきました。
一方で彼ら、完全にナチュラルハイです!
・・ということでいざ出発!!
「ウォォォォォ!!!!!!!」と叫び声をあげながら境内を暴れます。
客に突っ込む。当たりそうなるとコケるの繰り返し。
正直かなり疲れます。酔っぱらっててヘロヘロなのに全力で動きます。
しかもお客さんに当たらないように気も使うので、大変です。
なので無事終わってよかった!
終わってからはお待ちかねの餅撒き。
独特な緊張感が漂います。
そして、鐘が鳴ってスタート!
こちらも白熱です。食べ物への飽くなき執念。。
皆様、必死すぎます。。。
ちゃっかりしのぶも拾えたみたい。
初参加なのにやるじゃない!
終わったあとは、餅担ぎメンバーで記念撮影。
ゲンキ君、ヘロヘロ状態でよく頑張りました。
と、まあこんな感じで河和田はやっぱりすごい街だと改めて実感したのでした。
こういう伝統行事を大切にする街だからこそ、コミュニティがなくならないんですね。
最後に、今年初参加の山田君(上の写真右端)が言ってたことが非常に印象的で、
「想像以上でビックリしました。楽しかったです。また来年参加したい。」
と、目をキラキラさせながら言ってくれました。
都会に住んでるからこそ地方の文化を学んで成長するんだなぁと、、、
事務局はちょっと泣きそうになりました。
なーんかいいですね。
*事務局スタッフN